神戸すみれ治療院の宮脇です。
今回は変形性膝関節症の
お話をさせていただきます。
変形性膝関節症とは加齢や筋力の低下により
膝の関節の中にある軟骨がすり減り痛みが
出てきてしまいます。
その状態をほっておくと骨の変形が出現し
関節内に炎症が起きると関節内の関節液が
増えるので膝の関節が腫れていわゆる膝に
水が溜まった状態になります。
変形性膝関節症に対して鍼灸治療を行う事が
出来ますが、関節の状態によって治療方法が
異なります。
初期の症状ですと腰からお尻、太ももに
かけての負担が増えることで筋肉の緊張が
診られますので緊張の緩和の治療が主になり
またインソール(靴の中敷き)を入れることで
膝の変形の進行を遅らせることが出来ます。
膝の変形が出てくる中期から後期になると
膝関節の変形も診られ、膝関節の腫脹や熱感
痛みが診られますので、疼痛の緩和や炎症を
抑える治療が主になります。
正直なところ変形している箇所を治したい
のですが私たち鍼灸師には変形を治す術がないのが
悔しい所です。
ですので変形が進行ないように
治療を行う事と変形してしまっても痛みを
軽減させることで日常生活を有意義に送って
頂けるように治療を一生懸命行っております
のでご要望お待ちしています。
この方は膝関節の変形が強く歩行時に痛みが
出ていますので、痛みの改善の治療と太ももの
筋力低下も診られますのでリハビリを行い
太ももの筋力強化の治療を行っています。
現在は歩行器を使い短い距離の歩行は
自力で行なえるようになっています。