このような疾病の可能性があります
首・肩の痛みで悩んでいる方は、次のような疾病の可能性があります。
頚腕症候群
首や肩の痛み、また肩から腕にかけて痛みやしびれがある場合は「頚腕症候群(けいわんしょうこうぐん)」が疑われます。
頚腕症候群の特徴のひとつとして、年齢を問わず若年層でも起こりやすく、慢性化しやすい疾病のひとつでもあります。
頚腕症候群を発症する原因となるのが、パソコン作業などのデスクワークで、同じ姿勢で仕事を続けていることが要因となるケースがあります。
また、頚腕症候群が悪化すると「線維筋痛症」を発症するケースもありますので、早期に治療を開始して症状をコントロールすることが望まれます。
頸椎捻挫後遺症(頸椎捻挫後遺症)
一般的には「むち打ち症」と呼ばれる疾病が「頸椎捻挫後遺症」です。
頸椎捻挫後遺症は、交通事故などの外傷を起因として首の関節や筋肉に損傷が残り、長期間に渡って首・肩の痛みを生じてしまいます。
症状を改善するためには、長期間のリハビリを必要とする、交通事故の後遺障害のひとつでもあります。
五十肩
肩が痛くて水平以上に上げることができない症状を「五十肩」と呼びます。
同じく「四十肩」という症状もありますが、四十肩と五十肩は同じ「肩関節周囲炎」という疾病で、発症する年代が異なっているだけです。
五十肩には、突然痛みが発生する急性期を過ぎ、肩の動きが制限される慢性期がありますので、痛みを覚えた段階で早期に治療しておくようにしましょう。