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漢方の中身について！！

2021/12/02

その他疾患

こんにちは、神戸すみれ治療院の

藤原です。

今回は漢方薬の中身についてお話

していきます。

色々な症状でお医者さんから処方

されている薬の中に漢方薬がある

事があると思います。実際にそれ

を服用して症状改善に向かってい

るケースも多々あります。その漢

方薬の中身は何で構成されている

のかと気になっているという声を

伺う事が何度かありましたので、

中国留学で培った知識で二つほど

例を挙げて紹介していきます。

まずはこむら返りや筋痙攣が頻繁

に起きた時に処方されることが多

い芍薬甘草湯です。

中身は芍薬と甘草の二種類です。

芍薬　左はもとの物　右は加工さ

れた漢方として芍薬

 

甘草　左はもとの物　右は加工さ

れた漢方として甘草

  

二つ目は風邪の引き初めや首の怠

さに対して処方されやすい葛根湯

です。

中身は葛根、麻黄、桂枝、生姜、

大棗、甘草

芍薬の6種類です。

葛根

 

麻黄

 　 

桂皮

  　

大棗

  

生姜

  

芍薬　

 

甘草　

  

という構成になっています。

色々な漢方はありますが、芍薬甘

草湯は漢方の基本みたいな構成な

ので、様々な処方に入っています。

今回の漢方は植物が基本となる物

でしたが、その他には動物や昆虫、

キノコも材料にしているものもあ

ります。自然界にある物すべてを

使って薬とするので、色々な症状

に対して効果が期待できる薬がで

きるのだと思います。

中国での研修中ではこういった中

薬房という場所に様々は漢方が置

いてあり、それらを組み合わせて

一つの漢方薬にしていきます。

 

 

今後もまた、患者さんから頂いた

質問や疑問、往診で行った受け答

えをこういった形で応えて行きた

いと思いますので、何かの参考に

なって頂けれたらと思います。

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