神戸すみれ治療院の藤原です。
今回は多くの人が一度は体験するであろう肩回りの痛みとそれに
付随する神経痛のお話をさせて頂きます。
私が診ている患者さんに半年ほど前に腰部の症状で入院して、
もともと杖歩行が楽に出来たのが、腰部の不安定さから杖歩行時に
肩と手の力が普段以上に必要となり、いわゆる五十肩の症状と上肢の
神経痛に悩んでおられました。
初診の時は肩部を少し動かすだけで痛みが出ており、手への神経痛症状
が現れておりました。肩部の凝り感や手の冷えも現れており、
血行障害も診て取れていました。
図は動かして痛みを出している筋肉と血行を良くする経穴に鍼灸治療を行い、
疼痛緩和と血行促進の治療を行っています。
今回の患者さんは数度この内容の施術を行う事で肩回りの可動域が広がり、
少しばかりの神経痛症状の程度まで軽減しました。今後は患部施術を
続けると共に、肩を痛めた原因である腰部と杖歩行のアドバイスを
行い更なる症状改善の施術を進めて参ります。
五十肩は肩関節周囲炎ともいい、原因は様々ですが誰にでも起こりうる
症状です。自然治癒だけでも1年ほどで緩和する症状でもありますが、
多くの場合は肩が動けない事による弊害で頚部からの手にかけての神経痛や
血行不良による怠さが伴い、症状が悪化するケースが多いです。
五十肩と神経痛は鍼灸治療で治せる国から認められた症状の内の一つであります。
短期や長期で効果が現れるまで時間がどうしても個人差がありますが、
この症状で悩んでおられたらならば、鍼灸治療は一つの解決策となりますので、
長い間治らないと思われた方は一度鍼灸治療を受けてみて下さい。