神戸すみれ治療院の宮脇です。
今回は症例についてお話させていただきます。
脊髄損傷という言葉は聞いたことありますでしょうか?
簡単に言うと転倒や交通事故等で背骨に強い力が加わり脊椎を
損壊して脊髄まで損傷してしまう事を言います。
ここで問題になってくるのが脊髄を含む中枢神経系
(脳や脊髄)は一度損傷してしまうと修復や再生は無いと
考えられていることです。
損傷部位や損傷の度合いにより麻痺の度合いは変わってきますが
首を損傷してしまうと最悪の場合人工呼吸器が必要になる事もあります。
リハビリを行う際には現在残存している機能を使う訓練を行うと思います。
では鍼灸治療を行う際にどういった治療を行って行くかというと
機能訓練を行う事はもちろんですが鍼治療と電気刺激を行い、
神経の促通を行っております。
私が治療を行っている脊髄損傷の方は頸椎の4番、5番、6番を
損傷されています。下肢は麻痺されていますが、上肢は動かすことが
出来ており車椅子での自走は可能です。ですが腕の力が入り辛く、
無理に車椅子を動かそうとして頚肩部や上肢への負担が掛かり、
倦怠感も強く診られております。
継続して治療を行っていることで、倦怠感は依然として診られていますが
日常生活での車椅子の操作はスムーズに行えています。
これ以上の治療方法が無いや難病と言われている病気でも鍼灸治療を
行う事で完治することは難しいですが症状の改善は出来ますので
是非鍼灸治療をおススメします!