お世話になっております。神戸すみれ治療院の武智です。
今回は脊柱管狭窄症を発症されている方の症例を
上げてみたいと思います。
私達は訪問鍼灸治療を行なっている加減から脊柱管狭窄症の
症状は良く診させて頂いています。脊柱管狭窄症は歩行が
行ないにくくなり、臀部から下肢にかけての痺れ感や重怠さにより
体位変換、起き上がり、立ち上がりが不自由になってくる事が
多い症例です。
症状が出る前は良く動いていたのに…、
遠くまで遊びに出かける事も出来ていたのに…等、
極端に運動量の低下が診られ、下肢、体幹部の筋力が
低下されていく事が多い様子です。
脊柱管狭窄症の根本の治療に関しては整形にて外科的手術などを
行なわないと改善されないのが現状です。
ただ脊柱管狭窄症に伴う神経痛に関しては、鍼灸治療にて
効果が期待されます。
間欠性跛行と呼ばれる症状が特徴で、歩けば下肢が痺れてくる、
少し休憩すればまた痺れは緩和され歩行が出来るという
状態になります。
以前診た患者さんの中には歩くと痺れるが自転車に乗れば
いくらでも移動が出来るとの事でした。脊柱管に圧迫が
掛からなければ神経痛症状は出ない状態です。
根本治療に関しては難しい所は有りますが、鍼灸治療にて
神経痛症状が緩和される事で、また活発な運動量が戻ってくる
事で下肢、体幹部の筋力が強化され、体位変換、起き上がり、
立ち上がり、歩行など行ないやすくなってくると良い循環に
変わっていくと考えています。