神戸すみれ治療院の宮脇です。
今回は『すべり症』についてお話させていただきます。
すべり症とは椎間板に異常が起こって骨がずれてしまっている
状態です。
骨がずれてしまう事で神経を圧迫してしまい、腰部脊柱管狭窄症と
同じような臀部から下肢にかけての神経痛が診られます。ですが
脊柱管狭窄症と違うところがあり、一般的にはすべり症の方は腰部の
痛みの訴えはあまり見られないと言うところです。
治療を行う際に気を付けることなのですが、先ほど申し上げたように
腰部のすべり症になった場合に腰部の痛みがあまり見られないので、
すべり症が原因となって首、肩、背部、下肢に圧痛として反応が出ている
箇所があります。その痛みが出ている箇所の治療を行うとすべり症の症状も
不思議と緩和されてきます。
私が実際に治療を行っている患者様ですが、この方は腰の痛みは診られませんが、
腰部の緊張が診られていますので腰部の治療も行っています。また圧痛と
しましては上半身より下半身に反応が強く出ているので下半身の治療を
重点的に行っています。
治療後は痺れや圧痛の改善は見られますが、腰部への負担が掛かるような
腰を捻ったり反ったりする動作や長時間同じ姿勢を取るとまた痛みが出現して
しまいますので現在も継続して治療を行っております。
電気治療や湿布を貼っていてもなかなか症状が緩和されない方は
一度鍼灸治療を受けてみてください。
0120-80-4350
